旅とカメラと自由さと。

何かしよう、何をしよう、「旅」をしよう。

黄昏時に世界と繋がる

 

6月18日どようび。19時過ぎ。

 

私は駅のホームで電車を待っている。

 

次の電車まであと10分。

 

いつも通りiPhoneを片手に音楽を聴いて時間を潰す。

 

各種SNSを交互に眺めているうちに、小さくて薄っぺらい容器の中に吸い込まれる。

 

 画面の中の世界は、色々なコンテンツで溢れていて、便利で、おもしろい。

 

実際そこには自分一人しかいなくても、何百人、何千人、それ以上の人たちとだって繋がれる。世界中のどこにいても変わらない世界。

 

みんなその世界に夢中で、なかなか外に帰ってこれない。だって快適なんだもん。 これは例えだけど、ドラえもんの四次元ポケットの中にいる感じ。なーんでもあるし、欲しいものも手に入る。

だけど同時に、退屈さも感じる。小さな世界で物事が完結するのは便利である一方、とてもつまらない。

 

四次元ポケットは、所詮ポケット。画面の中の世界は、実際には手のひらサイズしかない小さな世界。広いように感じるけど、それは所詮狭くて限られた世界。可能性は無限大だと思っても限界がある。

 

そう言っている私も、気づけば画面の中の世界に入り浸ってしまっている。

電車を待っている今もそう。いつもそう。

 

でも今日はいつもと少し違うことがあった。

 

前を通り去った特急列車が、私を外の世界に連れ戻してくれた。

 

 

列車が通った瞬間、自然と私は顔を上げて、列車が進んでいく方向に視線を移した。

 

列車が向かう方向には、まだオレンジ色の空が広がっていた。 

 

オレンジブルーは追いかけっこをしている。

早く走る列車も、後ろから追ってくるブルーから逃げている。

 

次第にブルーオレンジに追いつき、オレンジは少し窮屈そうにしていた。もう少しでブルーも変身して、星が輝くための暗い世界がやってくる。

 

綺麗なグラデーション追いかけっこを見ているうちに、電車がきてしまった。

 

あっという間だった。

 

物語を途中から見始めて、残念ながらクライマックスまで見ることはできなかったが、満足だった。

 

たったの10分間でも、色の移り変わりは凄まじく、毎秒空は変化している。自然って凄い。

 

この日常の何気ない瞬間でも、幸せを感じられるのことがまた幸せ。

 

毎日些細なことでも、当たり前だと思わずに、色々なものに目を向けていきたいものですね。

 

 

画面の中で人と繋がることは別に悪いことじゃない。とても便利だし、いつでも人と繋がれるのは嬉しい。

 

けれど、たまに空を見上げてみる。どこまでも続くこの空は、世界中と繋がっているのだから。

 

 

みなさんは何を想いますか。この素敵な「黄昏時」に。 

 

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iPhoneで撮影